11月30日(土)にアイヌ文化体験教室を行いました。教えてくださった講師の方々は地域の屈斜路古丹ウポポ会の方々です。今年の内容は、アイヌの伝統舞踊とムックリの演奏でした。1曲目の踊りは「さあ、みんなでおどろう」という意味の踊りでした。手拍子の仕方や足の動きなどていねいに教えていただきました。その後、何曲かの踊りを教えていただきながら一緒に踊りました。そして「サルルン リムセ」(鶴の舞)を見せていただきました。鶴の動きが表現されていて思わず見入ってしまう踊りでした。子ども達が一番喜んでいた踊りは「ヘクリ サラリ」(盆投げ踊り)です。2手に分かれて、一人ずつお盆を踊りながら捕りあい、最後に持っているお盆を投げ、捕れたら勝ちで捕れなかったら投げた人の勝ちというゲーム性のある踊りです。やっている子ども達も見ている人たちも楽しめる踊りでした。踊りの後に、ムックリの演奏を聴き、実際にムックリを鳴らしてみました。演奏してくださった方の音がたいへんすばらしかったです。途中で風の音のような音も聞こえて、どうやったらあんな音が出せるのか知りたくなりました。子ども達は、ムックリ体験ではじめは音が出なく苦戦していましたが、教えていただくと少しずつ音が出るようになり、音が出ると楽しくなるようで、どの子も一生懸命取り組んでいました。子ども達の感想は、手拍子でリズムを作れておもしろかった、お盆をとりあう踊りが楽しかった、ムックリのふき方がむずかしかったけど、ふるえさせれた。などがありました。そしてさらに知りたい、体験したいことはアイヌの料理や言葉の勉強をしたい、ムックリをもっと練習してみたいなどがありました。子ども達の感想からもアイヌ文化への関心が高まるよい取り組みになりました。屈斜路古丹ウポポ会の皆様、本当にありがとうございました。